カタクチイワシは、「目刺し」でよく販売されています。
一般的に販売されている「目刺し」は内臓を取り除いていませんが、魚臭さや苦みが苦手な方は内臓を取り除くと、スッキリとした味わいになり、青魚が苦手な方でも食べやすくなりますよ!
カタクチイワシの下処理
①カタクチイワシは鮮度落ちしやすい魚で、鮮度が落ちているとお腹が破れて内臓が出ています。
②ほとんどウロコは残っていませんが、包丁で身を軽くこすってウロコを落とします。
③内臓の苦みが嫌いな方は、お腹を切って内臓を取り出して、魚体とお腹の中を、流水で良く洗います。
④下処理が終わりました。
1匹するだけなら簡単ですが、数が多いので大変です。
カタクチイワシの丸干し
⑤カタクチイワシに多めの塩を振って、1時間程度、塩を馴染ませます。
⑥カタクチイワシの表面の余分な塩を流水で洗い流します。
キッチンペーパーで表面の水分を拭き取ります。
⑦干し網に入れて、丸1日から2日程度干します。
開きにしていないので、干し上がりまでの時間が掛かります。
⑧表面がべとつかなくなり、水分が抜けて表面にしわが出来てきたら完成です!
⑨今回はグリルで焼きました!
そのまま、油で揚げても美味しいですよ!
こちらのイワシ料理もいかがですか?
カタクチイワシは、イワシの中でも特に小さな魚です。
鮮度落ちが速いので、中々、お刺身に出来る鮮度のいいものが手に入りませんが、煮干しの材料になるだけあって、濃厚な味が特徴です!!
マイワシなどに比べると脂が少ないカタクチイワシですが、濃厚な味が特徴です。
大根おろしにおろししょうがなどと一緒に食べると、魚臭さも無くなり、さっぱりとした味わいになります。
カタクチイワシは、お刺身でも美味しい魚ですが、洋食の時には、お刺身よりもカルパッチョの方が料理に良く合います。
作り方は簡単ですよ!
市販のカルパッチョのソースも有りますよ。
イワシの身が柔らかいので、頭を切り下して、腹に切れ目を入れた後は、包丁を使わずに、手で開いていくことが出来ます。
手のみで、全て行う方法も有りますが、ここでは、包丁も使う方法を紹介しています。
初めて魚を捌く人にも簡単に出来ますよ!
マイワシはお刺身でとても美味しい魚で、1年中、お刺身で食べることが出来ますが、特に冬は、身の表面が真っ白になるくらい脂が乗っていて絶品ですよ!!
大名おろしで3枚にすれば、簡単にお刺身が出来ますよ!
イワシが健康にいい理由は?
イワシには、脂質は、DHAやEPAと言われる高度不飽和脂肪酸の割合が高く、健康に良いことで知られています。
ちなみに、DHAは脳の発達を施し、記憶力を高めてくれる効果が期待できるので、育ち盛りの子供には必要な成分です。
子供だけでなく、記憶機能が劣っていく高齢者の老化防止にも効果が期待できると言われています。
EPAは血中コレステロールの増加を抑制する働きがあると言われています。
その為、血液をサラサラにして流れやすくする効果が有り、脳血栓や心筋梗塞なの成人病の予防効果が期待出来ます。
イワシを釣ってみませんか?
イワシは、秋から冬の時期に岸壁や漁港などに接岸してきます。
アジと同じように、サビキ釣りで初心者でも簡単に釣ることが出来ます。
イワシが回遊している場所が分かれば、アジと同様の釣り方で狙えるので、アジの釣り方を参考に掲載しています。
こちらの干物造りもいかがですか?
小さなタチウオは切り身のままミリンに漬けて干せばいいですが、大きなタチウオは、ミリン醤油の味が染みにくく、干す時間もかかるので、2枚か3枚おろしにしたほうがいいですよ。
今回は、2枚おろしにしてから、干物にしています。