アカムツは最大で全長50㎝近くの大きさになる深海魚ですが、20cm前後の大きさの物が、比較的、入手しやすい値段で販売されています。
脂の乗った白味は煮付けに良く合いますよ!
アカムツの下処理
アカムツは、水深100~200mアタリに生息している深海性の魚です。
その為、スーパーなどで販売されているアカムツのなかには、鮮度落ちしているように見えるものも有りますが、実際に調理してみると、鮮度落ちしていません。
船釣りで釣り上げたアカムツは別として、ウロコが多く取れていることも良く有りますが、それほど鮮度落ちはしていないようです。
①20㎝前後のアカムツは、比較的入手しやすい値段で販売されています。
アカムツの名称で販売されている時には、ノドグロと同じ魚だと気が付かない方も多いようです。
②包丁の背側を頭側に動かして、アカムツのウロコを落とします。
今回、調理したアカムツには、余りウロコは残っていませんでしたが、鮮度落ちはしていませんでした。
③お尻の辺りに刃先を入れて、頭側に向かってアカムツのお腹を切ります。
④内臓とエラを取り除いた後、魚体とお腹の中をよく洗います。
お腹の中に膜や血合いなどが残っていると、煮汁に苦みが出るので、丁寧に取り除きます。
以上で、下処理は終了です!
アカムツの煮付けの仕方
⑤火の通りを良くし、アカムツの身に味が染み込みやすくするために、身の厚い部分に、飾り包丁(切れ目)を入れます。
⑥鍋に煮汁を用意して火にかけます。
だし汁 カップ 3
酒 カップ 1/2
砂糖 カップ 1/2
みりん カップ 1/2
しょう油 カップ 1/2
⑦アカムツを重ならないように並べて入れます。
煮立ってきたら灰汁を取り除きます。
⑧灰汁を取り除いた後、全体に火が通るように落し蓋の代わりにキッチンペーパーなどで覆います。
付け合わせに野菜やキノコなどを入れる場合は、キッチンペーパーをかぶせる前に入れておきます。
⑨お皿に盛りつけたら、アカムツの煮付けの完成です!
今回は、付け合わせにマイタケを一緒に煮ました。
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