コノシロを酢で締めて、小骨を柔らかくした後に、木枠に酢飯と一緒に入れて作った押し寿司は、見た目も綺麗な定番料理です!!
一見すると、難しそうですが、木枠が有れば意外と簡単に作れますよ!!
コノシロの3枚おろし
大名おろしは、包丁で一気に中骨から身を切り離してしまう方法で、手早く簡単に出来ますが、中骨の周辺に身が多く残ってしまいます。
コノシロは、数匹まとめて捌くことが多く、中骨の周辺に身も余り残らないので、手早く出来る大名おろしで捌いていきます。
①コノシロは比較的お手頃な値段で入手可能です。
②コノシロのウロコを、包丁の背側やウロコ落としを、背側から頭側に動かして落とします。
コノシロのウロコは落としやすいですよ。
③出刃包丁などで、コノシロの頭を切り落とします。
④コノシロのお腹周辺には、小骨が密集しているので、出刃包丁で切り落とします。
⑤お腹を切り落としたら、魚体とお腹の中をよく洗います。
⑥頭側から尾側に向かって、中骨に沿って包丁を入れて、コノシロの身を中骨から切り離します。
⑦反対側の身も⑥同様に、頭側から尾側に向かって、中骨に沿って包丁を入れて、コノシロの身を中骨から切り離します。
⑧コノシロの3枚おろし(大名おろし)の完成です!!
コノシロを酢で締める
コノシロの身には小骨が多い為、酢で締めて使う料理が一般的です。
小骨を柔らかくする為に、他の魚に比べると酢に漬ける時間が長くなります。
⑨包丁を寝かせるようにして、コノシロの腹骨をすき取ります。
⑩コノシロの身の両面に多めの塩を振りかけて約30分程度、塩で締めます。
流水で表面に浮き出た水分と余分な塩を洗い流します。
⑪甘酢は
酢 : カップ1
砂糖 : カップ1/2
塩 : 小さじ1
の割合で作ります。
甘酢の中に、
スライスしたショウガ
鷹の爪(唐辛子)
昆布
などを入れてもいいですよ!
酢に柚子などの絞り汁を追加しても香りが良くなります。
⑫キッチンペーパーなどで余分な水分を取った後、甘酢に漬けます。
漬ける時間は、小骨を柔らかくする必要が有るので、一晩から2日程度です。
⑬今回は、一晩程度漬けましたが、小骨は柔らかくなっていました。
取り出したら、キッチンペーパーなどで表面の甘酢を拭き取ります。
コノシロの押し寿司の仕方
⑭木枠はたっぷりの水に事前に浸して、充分に水を吸わせておきます。
木枠が乾燥していると、酢飯がくっ付いてしまいます。
⑮木枠に切れ目が入っている場合は、切れ目側を上にしてセットし、酢飯を8分程度詰めます。
⑯酢飯を入れたら、蓋で軽く押さえます。
⑰酢飯の上に、コノシロの身を並べます。
木枠の表面が埋まるように、身を切って調整してください。
⑱蓋を乗せて軽く押さえた後、両端を交互に押してから、全体を強く押します。
⑲冷蔵庫で1時間~1日程度、置いて馴染ませます。
長時間、置く場合は木枠が乾燥しないように、ビニール袋に入れます。
⑳木枠に切れ目が入っている場合は、先に切れ目から、コノシロの身を切っておくと、身がズレにくくなります。
包丁は事前に濡らしておくと切りやすくなります。
㉑木枠を外してから、切り分けます。
コノシロの押し寿司の完成です!!
こちらのコノシロ料理もいかがですか?
コノシロは酢漬けにすることが多い魚ですが、いつも酢漬けをお刺身にして食べるのでは飽きてしまいます。
コノシロと季節の野菜を合せて、酢の物にするとバリエーションが広がりますよ!
今回は、カブと一緒に酢の物にしました!
コノシロは、身に小骨が多い魚なので、丸のまま使うことは余り有りません。
大名おろしで3枚にしてから酢で締めることが多いので、是非、覚えてしまいましょう!
小骨は多いですが、捌きやすい魚です!
コノシロは身に小骨がとてもいい魚なので、酢に漬けて小骨を柔らかくして食べることが多いです。
酢漬けにした後は、そのままお刺身にしてもいいですし、押し寿司などのお寿司や酢の物にして食べることが出来ます。
クロムツは、余り魚屋さんなどで姿を見かけることが少ない魚ですが、一夜干しなどの干物にすると大変美味しい魚です!
干物にする為の「背開き(すずめ開き)」の仕方をご紹介します!
コノシロを釣ってみませんか?
コノシロは、秋から冬にかけて、各地の沿岸の岸壁や漁港などに接岸します。
釣り方は、アジ同様にサビキ釣りで釣ることが出来、初心者の方でも比較的簡単に釣ることが出来ます。
アジ釣りを狙っていると釣れることも多く、アジ釣りと同じ仕掛けで狙えるので、アジの釣り方を参考にしてください!