3枚おろしにしたアコウの身を味噌床に漬けた西京焼きです。
味噌床に漬けてから2~3日経つと食べ頃で、味噌床に漬けたまま冷蔵庫で1週間~10日程度保存できます。
アコウを3枚おろしにする
①アコウなどのハタ科の魚は表面がヌルヌルしている魚が多く、慣れないと滑っって捌きにくいので、捌く前に塩を魚の表面に塗りこんでから水洗いして、ぬめりを取ると滑りにくくなります。
②ウロコ落としを、アコウの尾側から頭側に動かして、ウロコを取り除きます。
③お尻の辺りから頭に向かってお腹に切れ目を入れます。
胸ビレの下のところが硬いので、切るのに力が要ります。
切れ目からエラと内臓を取り出し、魚体とお腹の中をよく洗います。
④胸ビレの横から、斜めに切れ目を入れます。
⑤お腹側から包丁で切れ目を入れていき、骨の沿って中骨まで身を切り離していきます。
⑥背中側から包丁で切れ目を入れて、骨に沿って中骨まで身を切り離します。
⑦残っている背骨の部分の身を尾側から頭に向かって切り離していきます。
片身に中骨を残した2枚おろしの場合は、ここで、頭を切りおとします。
⑧反対側の身も④同様に、胸ビレの横から、斜めに切れ目を入れます。
⑨反対側の身も⑤同様に.、お腹側から包丁で切れ目を入れていき、骨の沿って中骨まで身を切り離していきます。
⑩反対側の身も⑥同様に、背中側から包丁で切れ目を入れて、骨に沿って中骨まで身を切り離します。
⑪反対側の身も⑦同様に、残っている背骨の部分の身を尾側から頭に向かって切り離していきます。
⑫アコウの3枚おろしの完成です!!
アコウの味噌漬けの仕方
⑬3枚おろしにしたアコウの身の両面に塩を振って10分程度置きます。
流水で軽く表面に浮き出た水分と余分な塩を洗い流します。
⑭キッチンペーパーなどで表面の水分を拭き取った後、食べやすい大きさに切り分けます。
⑮味噌床は、
白みそ(西京味噌): 200g
ミリン : 大さじ1
酒 : 大さじ1
の割合で作ります。
味噌床が硬い場合は、酒かミリンの量を増やして柔らかくしていきますが、ミリンが多いと焦げやすくなります。
甘目が好みの方は、砂糖を大さじ1程度加えてもいいです。
⑯切り身にした⑭のアコウの身を⑮の味噌床に漬けます。
このまま、2~3日程度経過した頃が食べ頃です。
このまま冷蔵庫に入れて、1週間から10日程度保存できます。
⑰食べる時は、味噌床から取り出して、余分な味噌を洗い流し、表面の水分を拭き取ります。
⑱グリルなどで焼いてからお召し上がりください。
ミリンを使っているので、焦げやすくなっています。
焦がさないように火加減に注意してください。
⑲長期保存する場合は、味噌床ごと、ジップロックに入れて冷凍すれば、1ヶ月程度は保存できます。
今回は、冷凍庫で1ヶ月保存した後に、焼きました。
こちらのカサゴ・アコウ料理もいかがですか?
3枚おろしにした後に残った頭や中骨などの中落ちは、アラ炊きや汁物に調理することが出来ます。
頭やカマの部分には、美味しい身がたくさん付いています。
汁物の具に使っても、いい出汁が出ますよ!
カサゴの下処理は、ウロコを取り、お腹に切れ目を入れて、内臓を取り除けばいいので、さほど難しくは有りません。
お腹が硬いので、切れ目を入れる時に、少し力が要ります。
煮付け・塩焼き・唐揚げなどの準備に。
カサゴをお刺身などにする為に3枚おろしにすると、頭の部分や中骨が残ります。
残った中落ちも、調理すればお味噌汁や煮付けなどで、美味しくいただけます。
実際にやってみると、意外と簡単ですよ!
アコウ(キジハタ)やカサゴを釣ってみませんか?
アコウ(キジハタ)やカサゴ・マハタといった魚は、岩礁帯に生息しているので、「根魚」や「ロックフィッシュ」などの名称で呼ばれています。
釣り人にはなじみの深い魚で、それほど釣り上げるのは難しく有りません。
餌釣りでも釣れますが、最近はルアー釣りの人気ターゲットになっています。