体長50㎝を超える魚なので、小型のアコウを除いて、3枚おろしにして調理することが多いです。
お刺身以外の煮付けや塩焼きなど他の調理法の場合も、3枚おろしか、片身に中骨を残した2枚おろしにした方が後の調理がし易くなります。
アコウの3枚おろしの仕方
①アコウなどのハタ科の魚は表面がヌルヌルしている魚が多く、慣れないと滑っって捌きにくいので、捌く前に塩を魚の表面に塗りこんでから水洗いして、ぬめりを取ると滑りにくくなります。
②ウロコ落としを、アコウの尾側から頭側に動かして、ウロコを取り除きます。
③お尻の辺りから頭に向かってお腹に切れ目を入れます。
胸ビレの下のところが硬いので、切るのに力が要ります。
切れ目からエラと内臓を取り出し、魚体とお腹の中をよく洗います。
④胸ビレの横から、斜めに切れ目を入れます。
⑤お腹側から包丁で切れ目を入れていき、骨の沿って中骨まで身を切り離していきます。
⑥背中側から包丁で切れ目を入れて、骨に沿って中骨まで身を切り離します。
⑦残っている背骨の部分の身を尾側から頭に向かって切り離していきます。
片身に中骨を残した2枚おろしの場合は、ここで、頭を切りおとします。
⑧反対側の身も④同様に、胸ビレの横から、斜めに切れ目を入れます。
⑨反対側の身も⑤同様に.、お腹側から包丁で切れ目を入れていき、骨の沿って中骨まで身を切り離していきます。
⑩反対側の身も⑥同様に、背中側から包丁で切れ目を入れて、骨に沿って中骨まで身を切り離します。
⑪反対側の身も⑦同様に、残っている背骨の部分の身を尾側から頭に向かって切り離していきます。
⑫アコウの3枚おろしの完成です!!
こちらのカサゴ・アコウ料理もいかがですか?
アコウ(キジハタ)は、しっかりと歯ごたえの有るきめの細かい白身の魚で、お刺身にすると、釣りたては、歯ごたえが楽しめて、2~3日経過すると身が熟成されて甘味が出て来ます。
今回は、釣り上げてから3日目のアコウをお刺身にしたので、薄造りにはしませんでした。
3枚おろしにした後に残った頭や中骨などの中落ちは、アラ炊きや汁物に調理することが出来ます。
頭やカマの部分には、美味しい身がたくさん付いています。
汁物の具に使っても、いい出汁が出ますよ!
カサゴの下処理は、ウロコを取り、お腹に切れ目を入れて、内臓を取り除けばいいので、さほど難しくは有りません。
お腹が硬いので、切れ目を入れる時に、少し力が要ります。
煮付け・塩焼き・唐揚げなどの準備に。
アコウ(キジハタ)やカサゴを釣ってみませんか?
アコウ(キジハタ)やカサゴ・マハタといった魚は、岩礁帯に生息しているので、「根魚」や「ロックフィッシュ」などの名称で呼ばれています。
釣り人にはなじみの深い魚で、それほど釣り上げるのは難しく有りません。
餌釣りでも釣れますが、最近はルアー釣りの人気ターゲットになっています。