堤防・漁港等で夜、照明があるところの照明周辺が狙い易いです。
春告魚の別名が示すように春の訪れを教えてくれる魚ですが、例年、12月頃から釣れ始め、5月頃までが釣りやすい時期です。
昼間に釣れないことはないですが、朝夕のマズメ時と夜釣り狙いがメインとなります。
メバルは、冬場から春3月頃にかけて卵胎生で産卵を行います。最大で45cmくらいまで成長しますが、一般的に釣りの対象になるのは、最大で30~33cm、平均8~25cmクラスです。
本来は寒水系の魚です。
沿岸近くの水深数mから40~50mの岩礁帯屋や藻場に群れを作り、下から海面を見上げるような姿勢で上から落ちてくる甲殻類や回遊して来る小魚を待ち受けている。
海底の様子で体色が変わり、黒っぽい魚体や茶色・赤っぽい魚体が居る。
メバルは、ルアーをよく追う魚で、約10cm程度の小さなサイズのメバルでも、ルアーに果敢にアタックしてきます。なので、初めてルアーをする人やこれからルアー釣りにチャレンジしてみようと思っている人は、シーバスや青物などと違い、何度通っても、1匹も釣れないということは、メバルではあまり有りませんのでメバル釣りからルアーを始めるといいと思います。
ただ、ツボは押さえていないと全く釣れないということもあり得るので、押さえておくべきところは・・・
昼間でも釣れないことは無いですが、基本は夜間の釣りになります。冬から春にかけての一番寒い季節の夜間の釣りなので、防寒対策が必要になります。
波・風が有る日よりも、無風のべた凪の日が最適です。
夜間に、照明が付いている漁港などで、照明の中や、照明と暗い所との間や照明で陰になっている部分、堤防の際などを重点的に攻めるといいでしょう。
照明の陰になっているところや堤防の際などに身を潜めて、餌となる小魚などがやって来るのを待ち伏せしているので、待ち伏せしていそうなところへ、ルアーを通してやると
、暗がりからメバルが飛び出して来て、ルアーに喰いついて来ます。
時には、積極的に障害物から飛び出して、水面付近で餌の小魚などを追い回して、水面でライズしている時が有ります。そんな時はライズした辺りにルアーを投げると、やる気のあるメバルが喰いついて来ます。
夜間にメバルを狙う時は、水面付近にいる喰い気の有るメバルから狙い、少しづつ、狙う棚を深くしていくといいと思います。メバルは基本的に群れで居ることが多いので、1匹釣れたら、その棚を狙うと2匹目・3匹目と釣ることが出来ます。
昼間に狙う時は、メバルは堤防の際や根回り・海藻が生い茂っているところなどに身を潜めていますので、こういった場所をタイトに狙っていきます。
1箇所で何匹か釣ると、メバルがスレてしまって、後が続かなくなることがよく有ります
。そんな時は、ルアー釣りの場合は移動が簡単なので、他の場所へ移動してやると再び釣れるようになります。
メバルは、チヌ釣りなどをしているふかせ釣りの仕掛けでもよく釣れます。
アミエビを撒き餌に使い、メバルを寄せて、オキアミなどを餌に狙います。この釣り方だと、昼夜関係なくメバルを狙うことが出来ます。
現在では、釣り具メーカー各社から、多くのメバリング用のロッドが販売されています。
その中から、自分に合ったロッドを選ぶ場合、価格は数千円台~数万円のロッドまで有りますが、今は有名メーカーに製品ならば、それなりに使えるだけの品質はあるので、自分の財布と相談して決めればいいと思います。もちろん価格が高い製品にはそれなりの理由があるのですが・・・
メバリング用のロッドの長さは、6~8フィート程度が一般的です。
よく行く釣り場の状況に応じて、コントロール重視なら短めのロッドを・ルアーを遠くまで投げる必要がある場合は、飛距離が出やすい長めのロッドを選択するといいと思います。
強さは使用できるルアーウェイトが、(0.5~5g程度)~(0.6~10g程度)のロッドが有りますが、使用するルアーの重さや釣れるメバルの大きさに応じたロッドを選択します。
メバリング用のロッドには、ロッドの穂先が空洞になっているチューブラーのトップとロッドの穂先部分のみロッド内部に素材が詰まっているソリッドのトップの2種類が有ります。
チューブラーのトップは、アタリが取りやすい反面、ハジキやすくなります。
それに対して、ソリッドのトップは、チューブラーのロッドの先端に中身が詰まっている
穂先部分を継ぎ足したような構造になるので、繊細なアタリが伝わりにくくなります。
しかし、とても柔らかいソリッドの素材をロッドの穂先部分に使っているので、メバルがルアーを咥えて吸い込むことが出来ます。だから、アタリをしっかりと取って合わせて釣った!というよりも、いつの間にか釣れていた!という感じでメバルが釣れてしまいます。
メバルの喰いが悪い時は釣果に差が、チューブラートップを使うかソリッドトップを使うかで歴然と出る場合が有ります。
釣果重視ならソリッドのトップのロッドを、合わせて釣りたい場合はチューブラーのトップのロッドを使用しましょう。
リールは、2000番の大きさのものが一般的に使いやすいと思います。
このサイズのリールは、多くのモデルの販売されていて、メバリングやアジング用のリールも有るので、予算が合えば専用のリールを購入すればいいと思います。
このサイズのリールの場合、ブラックバスやトラウトなどの淡水専用のリールも販売されているので、こういったリールは海水で使用すると壊れやすいので、よく確認してくださいね。
ラインは150m程度巻ければ問題ないと思います。
ラインは・・・
主流はPEラインですが、リーダーを先端に取り付けないといけないことと、使用するルアーが軽量なものが多いので、巻き取る際にラインテンションが掛からず、トラブルが発生しやすいので、ある程度の慣れが必要です。また、比重が軽く海面に浮くので、軽いルアーを沈める釣り方は苦手です。しかし、飛距離が出て、強度・耐久性ともに強いので、多くの人が使用しています。
ナイロンは、伸びが有るためアタリが取りづらいですが、伸びが有るためメバルの喰い込みが良く、いつの間にか釣れていた!といった感じで釣れてしまいます。トラブルも少ないので、初心者にもお勧めです。ただ、耐久性は強く有りません。
フロロカーボン系は、PEラインのリーダーに使われることが多いです。
ナイロンに比べると、アタリは取りやすいです。また比重がナイロンに比べて重いので、中層から下を攻める場合や、根ずれにも強いので、障害物周辺でも釣りでは重宝します。
エステルラインは、比重が重く、伸びが少なくアタリが取りやすい高感度のラインです。
ライン自体が水中に沈んで行くので、軽いジグヘッドでも水深10m以上沈めていくことが可能です。ただし、伸びが無いので、強く引っ張られると、一瞬で切れてしまうことが有ります。
メバルは、多くの種類のルアーに反応します。
そんな中でも基本になるのが、ジグヘッド+ワームの通称ジグ単体!
0.5g~3g程度のジグヘッドにアジングやメバリング用の小型のワームを取り付けたものです。釣り場の水深やメバルの泳層・風・飛距離等に応じて、重さを選択します。
メバルが表層付近に居る場合やライズして餌を追っている時は、ミノーやシンキングペンシルやトップウォータープラグなどでも狙えます。
水深が有る場所や遠投が必要な場合は、3~7g程度の小さいメタルジグやメタルバイブなどを使うといいです。強風が吹いている時にも使いやすいです。