ある程度水深が有る、岸壁や漁港などに生息しています。
昼間は、余り活発に泳ぎ回らず、海底付近に身を潜めて居ることが多いです。
流れが急な場所よりも、流れが緩やかになった湾内や、大きな港では港内などに居ることが多いです。
周囲が暗くなってくると、常夜灯の照明などに群れで集まってきます。
①アオリイカが釣れる場所よりも、コウイカやシリヤケイカが釣れる場所
②シーバスやタチウオなどが釣れる場所
③イカが集まりやすいように常夜灯が有る場所
以上の3つの条件が当てはまる場所に居ることが多いようです。
下関市・北九州市小倉北区・門司区・苅田町・博多湾周辺・糸島市などで釣果が上がっています。
下関市周辺では、主に関門エリアが3つの条件に当てはまり、よく釣られています。
北九州市側の方が早く釣れ始め、ヒイカの魚影も濃いようです。
戸畑・若松周辺の洞海湾でも釣れています。
11月頃からヒイカの接岸が始まり、翌年の3~4月頃まで接岸しているようです。
釣りやすいのは、12月・1月頃でこの頃の釣果情報をよく耳にします。
北海道以南の日本各地に生息しています。
最大で10cm程度まで成長するようですが、通常良く釣れるのは、5~8cm程度の大きさです。
餌は、小魚やエビ等の甲殻類を主に捕食しています。
他のイカに比べると体が小さいので、臆病な面が有ります。
夜間に常夜灯の照明の中で、5cm程度の小さなイカの群れが見えたら、ヒイカの可能性が高いです。
昼間でも、岸壁際などにヒイカの群れが、浮いているのを見かけることが有ります。
アオリイカ同様にエギングで狙いますが、ヒイカは体が、小さくアオリイカと比べると臆病な面が有ります。
昼間は、海底付近に居ることが多いので、餌木を海底まで沈めた後は、アオリイカ狙いの時のように激しくシャクらずに、優しく、小さめのシャクリを入れていきます。
夜間は、常夜灯周辺に集まっているヒイカを狙うので、ヒイカの群れが確認できる場合は、餌木を投げた後、水面から50cmから1.5m程度沈めた後、昼間と同様に優しく、小さめのシャクリを入れていきます。
ヒイカの群れが確認出来ない場合やアタリが出ない場合には、棚を深くしていき、いろいろな棚を探り、その日のヒイカの居る棚を見つけます。
釣れていたのにアタリが無くなった場合も同様に、こまめに棚を変えたり、ヒイカを飽きさせないように、餌木のカラーチェンジをしたりします。
アタリは、イカが小さいので、小さなアタリしか出ませんので、よく集中して僅かでもラインに変化を感じたら合わせを入れるようにします。
合わせは、強い合わせは必要なく、聞き合わせ程度でもよく、強すぎる合わせを繰り返すと、せっかく集まっているヒイカの群れを散らしてしまう原因になります。
エキストラ・ライトのヒイカなどを対象にした専用のロッドも有りますが、アジングやメバリングで使用しているタックルがそのまま使用できると思います。
アオリイカ用のエギングタックルでは、ヒイカの繊細なアタリは取りづらいと思います。
餌木は、ヒイカなどを対象とした、1.5~2号程度の小型の餌木が有ります。
また、餌木の沈下速度にも、通常のタイプの他に、ゆっくり沈むタイプと早く沈むタイプの3種類が有るので、ヒイカの活性や狙う棚に応じて使い分けていきます。
カラーは何種類か揃えていたほうが、カラーローテーションが出来て、ヒイカを飽きさせないで数釣りが狙いやすくなります。
ラインは、PEラインの0.2~0.6号程度の細いラインに0.6~1号程度のフロロカーボン系のリーダーを取り付けます。