20cm以上のサイズのカワハギを狙うなら、ある程度水深の有る堤防際が狙い目です。
よく釣られているのは、
下関市
萩市
マリーナ萩・越ケ浜漁港・嫁泣漁港・大井漁港・大井漁港・道の駅 阿武 横護岸・奈古漁港
光市
北九州市
海峡ドラマシップ周辺・門司 西海岸・片上一文字・ラ・メール雅周辺・大里海岸緑地・小倉マリーナ・田野浦ふ頭・太刀浦ふ頭 1号・太刀浦ふ頭 3号・太刀浦ふ頭 4号入口・太刀浦ふ頭 6号・部崎の波止・赤坂海岸・高浜港・日明海峡釣り公園・日明北泊地・若松運河・軍艦波止
沿岸から、カワハギが狙えるのは、産卵後、浅場に入って来たカワハギが、産卵後の体力を回復するために、餌を荒食いする夏の後半から、水温が低下して深場に落ちていくまでの、8月後半から11月頃までの時期がベストシーズンです。
カワハギは温水性の魚で、最大で40cm近くまで成長することも有りますが、釣りの対象になるのは、15cm~25cm前後のものが中心になります。
太平洋側では千葉県以南、日本海側では山形・秋田県以南に生息し、南下していくほど、生息数も増え、サイズも大きな魚体が増えてきます。
紙やすりのようにザラザラした鱗のない表皮が特徴で、名称も、この表皮を文字通り、皮をバリバリとはがせるところに由来しています。
産卵は6月中旬から8月頃に、水深10m前後の岩礁帯や海藻が繁った砂浜で行われます。
ふ化した稚魚は浅場で浮遊生活を送った後、成長と共に沖合の岩礁帯へと移動して行きます。
産卵を終えた成魚は、浅場で活発に餌をあさり、水温が下がるにつれて、沖合の深場へと移動し、越冬します。
カワハギは、堤防際に居ついていることが多いので、水深が有る堤防で釣る場合には、堤防の際へ仕掛けを落とし込んで釣ります。堤防際でアタリが無い場合には、ちょい投げし、周囲を広く探っていきます。
カワハギは落ちていく餌を見つけると、素早く近づいて、落ちていくスピードに合わせて泳ぎ餌を食べるので、仕掛けが着底した直後に当たりが出ることが多く有るので、ラインをピンと張らないと、仕掛けが着底して直後には、餌が盗られていることが有ります。
尖った口でつつくようにして餌を食べる、エサ取りの名人なので、常にラインをピンと張った状態で、アタリを逃さないようにして、仕掛けを上下させてカワハギを誘います。
僅かでも、おかしいと思ったら、空合わせでもいいので、合わせを入れた方がいいです。
カワハギの船釣り用の専用竿は多く種類が販売されていますが、陸からカワハギを釣る為の専用竿は無いので、他の竿を代用することになります。
代用出来そうなのが、カワハギ用の船竿の浅場用の竿。船釣りのキス竿でも代用できますが、胴調子の竿が多いので、カワハギの繊細アタリは取りにくいかも知れません。
おもりを10号程度の重さまでで使用するのなら、エギングタックルも使いやすいと思います。シーバスロッドは、長さが長めなのと、柔らかめの竿が多いので、余り向いていないと思います。釣れるカワハギのサイズが小さければ、アジング・メバリングロッドでもいいと思います。
ラインは、カワハギの繊細なアタリを取るために、PEラインを使用します。
リールはさほど大きなものは必要なく、2000番前後のものを竿に合わせて使用すればいいと思います。
仕掛けは、基本的には胴付き仕掛けの2本針です。
カワハギの小さなアタリを逃さないように、極端に短いハリスが付いているのが特徴です。
船釣りでは、カワハギを寄せる為に集魚器を使用することも有ります。陸から釣る場合も有効です。
集魚用に、反射テープなどが張られているおもりも有るので、使用すると効果は有ります。
カワハギ用の市販品の仕掛けが販売されているので、市販品から使用し、それを参考に自作していくといいと思います。
アサリのむき身や青ケビなどを使用します。
カワハギは、すぐに餌を盗ってしまうので、多めに用意した方がいいです。
オキアミでも釣れますが、アッという間に餌を盗られてしまいます。
アサリのむき身
殻付きのアサリを買って自分で剥いてもいいですが、むき身を冷凍したものが有ります。
青ケビ・本ケビなど
良く釣れますが、すぐの餌を盗られてしまいます。
カワハギはウロコを取る必要もなく、カワハギの皮は、要領させ掴んでしまえば、簡単に剥がしてしまうことが出来ます。
注意する点は、お腹の中にあるカワハギの肝を傷つけないように気を付けて捌くくらいです。
カワハギの肝は、大きくて、フグのように毒は無いので、食通に大変珍重されています。
生のままで食べることも出来ますが、アニキスなど食中毒の恐れが有るので、ここでは、熱湯で軽く茹でてから調理しています。
カワハギを3枚おろしにした後に残った中骨や頭の部分を使って、お味噌汁を作ることが出来ます。
頭には身が多く付いていますし、中骨からはいい出汁が出るので、捨ててしまうもは勿体ないですよ!